公益社団法人広島県パラスポーツ協会が、平成28年1月に、県内のパラスポーツの統括組織である広島県障害者スポーツ協会(平成30年4月に一般社団法人化、令和4年4月から公益社団法人化し、「広島県パラスポーツ協会」に名称変更)として設立され、8年以上がたちました。
この間、障害の有無にかかわらず、誰もが参画し楽しむことで、パラスポーツの認知を高め、スポーツを通じて多様性が尊重される共生社会(インクルーシブ)の実現を目指して事業や施策に取り組まれ、多くの県民に親しまれる協会に発展されましたことは、ひとえに山根会長を始めとした、御関係の皆様の御尽力によるものであり、心から敬意を表します。
さて、東京 2020 パラリンピック競技大会や、県内でも、2022 ハンザクラスワールド(令和4年10月開催)、スペシャルオリンピックス 2022 広島(令和4年 11 月開催)などのパラスポーツ国際大会等が開催され、パラスポーツへの関心が高まりつつあります。
県では、貴協会と連携を図りながら、3つの施策①「普及啓発・認知向上」、②「場の充実・機会の確保」、③「競技力向上」を有機的、連続的に結び付け、「支える土台づくり」を中心にパラスポーツの振興に取り組んでいるところです。
これらの施策の起爆剤として、貴協会が中心となり、障害の有無にかかわらず、誰もが参画し、楽しめる「インクルーシブ・スポーツ・フェスタ広島」を開催することとし、初開催の令和5年度には、東広島運動公園を中心に7市町 16 競技が開催され、体験会参加者、スタッフ、観客を含め計 3,000 名の参加がありました。
これらの高まった機運醸成を一過性のものとせず、更に広く浸透するよう、貴協会と連携を図りながら、スポーツに触れる場や地域に広く展開することを通じ、多様な主体である市町、企業、競技団体、ボランティア等とも連携し、共生社会の実現を図ってまいります。
終わりに、貴協会のますますの御発展を祈念いたしますとともに、御関係の皆様方におかれましては、本県のパラスポーツの振興のために、引き続き、御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。